株式会社あさひデザインワークスの黒岩です。
「環境に配慮した企業」を示すために、ロゴに「葉っぱ」「木」「地球」「水滴」を使う——
この定番手法は、もはやサステナブルブランドの差別化にならなくなっています。
むしろ「本物ではないかもしれない」という疑念すら生む時代になりました。
では、記号に頼らないエコブランドのロゴ・ビジュアルアイデンティティはどのように設計されるのでしょうか・?
☘️「緑の葉っぱ」が信頼を失うとき
☘️ 消費者のサステナビリティリテラシーが上がるにつれて、表層的なエコ記号への懐疑心が高まっています。
☘️ 「葉っぱのロゴがあるから環境に良い企業だ」という単純な認知は、特にZ世代20~30代の消費者には通じにくくなっています。
☘️ ある調査では、サステナビリティへの関心が高い消費者ほど、「緑色のロゴ」よりも「具体的な活動の透明性開示」を信頼の指標として重視する傾向が見られます。
☘️ ロゴはブランドの入口に過ぎず、その先に実態が伴っていなければ逆効果になりえます。

参照「Canva:AIによる参考デザイン案」
☘️ 記号を使わずに哲学を伝えるアプローチ
ストーリーを構造化する
・ Patagonia社のビジュアルシステムは、製品写真より「人・山・自然」の写真が主役です。
(※Patagonia社は、登山用品やサーフィン、アウトドア用品の製造販売を手掛けるメーカーです)
・「道具としての製品」という哲学が、ビジュアルの優先順位として表現されています
・ロゴはシンプルな山のシルエットのみ——主張しすぎない。
信頼を数字で可視化する
・Allbirdsがすべての製品にカーボンフットプリントを数値表示したのは、グラフィックデザインの決断でもあります。
(※Allbirds社は、快適でサステナブルなシューズメーカーです)
・「いくつ」という数字そのものをデザイン要素にすることで、誠実さを視覚的に体現しました。
☘️ ロゴ刷新の前に問うべきこと
新しいロゴを作る前に、確認すべき問いとは?
ロゴは企業の誠実さを保証しません。
しかし、誠実さを持つ企業のロゴは、時間とともに深みを増します。
エコ記号を外すことは、自分たちの実態に自信を持つことの表明でもあるのです。
SDGsの取り組み




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