アクセシビリティとエコデザインは同じ思想だ:2つの哲学が交わる

役立つ情報 365-8

株式会社あさひデザインワークスの黒岩です。

「すべての人が使えるデザイン」を目指すアクセシビリティと、「持続可能な未来のためのデザイン」を目指すサステナビリティ——

一見別の分野に見える2つは、根本的な思想を共有しています。
その交差点を理解することで、より深い設計の視点が生まれます。


共通する「排除しない」という思想

 アクセシビリティデザインの本質は、「特定のユーザーを前提にしないこと」です。

視覚、聴覚、運動機能、認知——多様な特性を持つすべての人が使えることを目指します。

 サステナビリティも同様に、「現在世代のために将来世代を犠牲にしない、豊かな国のために途上国のリソースを奪わない」という排除しない思想が根幹にあります。

空間的・時間的に、誰かを排除しないこと——これが2つの哲学の共鳴点です。

シンプルさがもたらす二重の効果

 アクセシビリティ基準に沿ったUIは、シンプルで直感的な設計になります。

複雑な操作をなくし、認知負荷を下げ、迷わせない。
このシンプルさは同時に、コードの軽量化・ページの高速化・サーバー負荷の低減につながります。

複雑なアニメーション、大量のJavaScript、高解像度の装飾画像——これらはアクセシビリティを下げながら、環境負荷も上げます。

削ることで、両方の問題を同時に解決できます。


具体的な交差点

高コントラストとディスプレイ省電力 

 WCAG(ウェブアクセシビリティガイドライン)が定める高コントラスト比の配色は、視覚障がいのある方の閲覧を助けながら、OLEDディスプレイでの省電力にも貢献します。

※ OLED (Organic Light Emitting Diode): 有機発光ダイオードのこと。

代替テキストとSEO・AIアクセシビリティ

画像に代替テキスト(alt属性)を付けることはアクセシビリティの基本ですが、これはページの情報密度を上げ、不必要な画像依存を減らすことにもつながります。

フォームの簡略化

入力フィールドを減らし、オートフィルを活用するフォーム設計は、認知負荷を下げながらサーバーへのリクエスト数も減らします。


「誰のためのデザインか」を問い続けること

アクセシビリティとサステナビリティの両方が問うのは

 「このデザインは誰かを置き去りにしていないか」という問いです。

今生きている全ての人

そして、未来の人たち——

デザインの影響範囲を広く取ることが、両思想の実践につながります。

SDGsの取り組み

目標 4 質の高い教育をみんなに
目標12 つくる責任つかう責任
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
をメインにサポート業務に取り組みます。
(2026年度 SDGsの取り組み)

株式会社あさひデザインワークスは
「前橋SDGsパートナー」に登録されました。(登録番号:109)

前橋SDGs
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