【連載】NM法で発想する アイデアは「借りてくる」3つの実践

役に立つ365-28

株式会社あさひデザインワークスの黒岩です。
連載インデックス・全3回:1回 / 発想法・デザイン思考・システム思考

NM法で発想する」は、日本生まれの発想法・NM法(中山正和)を、身近なテーマから社会課題まで3つの事例で実践する連載です。
共通するメッセージはひとつ──アイデアはゼロからひらめくものではなく、別世界でうまくいっている仕組みを「借りてくる」もの。

才能ではなく「型」で、ふだんの思考のクセを超えていきます。
このページは、3記事をまとめて見渡すためのインデックスです。

この連載で身につく「型」── NM法の5ステップ

どの回も、同じ型をなぞります。
記号でかっこよく見えますが、中身はシンプルです。

  1. KW(キーワード):課題の本質を、動詞っぽい短い言葉で抜き出す
  2. QA(類比):「それ、別世界では何が同じことをしている?」と問う
  3. QB(背景):「その借りてきたものは、なぜうまくいく?」と仕組みを掘る
  4. QC(コンセプト):その仕組みを課題に当てはめてアイデアにする
  5. ダメ押し:「それでも、もう一つひねり出せないか」と最後まで搾る


    キモは「飛ぶ → 掘る → 戻る」。
    一度まったく関係ない世界に飛ばし、仕組みだけ持ち帰って自分の課題に翻訳する。
    この遠回りが、ふつうでは出てこない発想を連れてきます。
NM法のキモ



全3回のラインナップ


第1回 混雑してもイライラしないカフェ | 借りる先:魚の群れ

「流れる」を本質キーワードに、行列・混雑のストレスを解きます。
リーダー不在でも群れが整う各自が隣との距離だけ見るルールを、店内の導線デザインに翻訳。
NM法の基本形を、いちばんやさしく体験できる回です。

第2回 多様なメンバーが活きる農園 | 借りる先:混交林

「かみ合う(持ち味が組み合わさる)」を本質キーワードに、農福連携の現場を考えます。
多様だから強い森の生態系を、得意ので役割を配置するチーム設計に翻訳。
システム思考(多様性×レジリエンス)への入り口になる回です。

第3回 豪雨で浸水する街を、森から学ぶ | 借りる先:森のスポンジ状の土

「ためて、ゆっくり出す」を本質キーワードに、都市の内水氾濫の対策を発想します。
落ち葉と根がつくるすき間が雨を吸って時間差で出す仕組みを、透水舗装やレインガーデンといったグリーンインフラに翻訳。
サステナブルな都市デザインに踏み込む回です。

最強の発想法

3事例を、1枚で見渡す

3つの事例を同じ「型」で並べると、NM法の構造がはっきり見えてきます。
オレンジの行(類比)が、どの事例でも 別世界からジャンプ しているポイントです。

どこから読む?──連載の歩き方

 はじめての方は第1回から。
「飛ぶ掘る戻る」を一度体験すると、第2回・第3回の社会課題系の事例がぐっと読みやすくなります。
すでにNM法を知っている方は、関心のあるテーマ(多様性なら第2回、防災・サステナビリティなら第3回)から拾い読みでも大丈夫です。

 チームのワークショップで使うなら、この比較図を1枚プリントするのがおすすめ。
「自分たちの課題なら、どんな別世界から借りられるだろう?」と問いかけるだけで、発散のウォームアップになります。
発散のNM法と、収束のKJ法をセットで回すと、アイデア出しから整理までを一気通貫で設計できます。

まとめ

 3つの事例に共通するのは、たったひとつの問いです。
「これと同じことを、自然界や別のジャンルでは、何がうまくやっている?」。
魚の群れ、混交林、森の土──ヒントはいつも、課題から少し離れた別世界にあります。
次にアイデアに詰まったら、ぜひこの問いを口にしてみてください。
それが、あなたのみらいをつくる最初の一歩になります。

NM法のステップ

目標 4 質の高い教育をみんなに
目標12 つくる責任つかう責任
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
をメインにサポート業務に取り組みます。
(2026年度 SDGsの取り組み)

株式会社あさひデザインワークスは
「前橋SDGsパートナー」に登録されました。(登録番号:109)

前橋SDGs
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

最近のコメント

コメントする

目次