読書会 問題解決力を高める「推論の技術」5回目❷

読書会 福本塾 あさひデザインワークス

福本塾のテーマは「第四章 仮説を生み出す推論法 アブダクション」からです。

テーマ:問題解決力を高める「推論」の技術②
主催:合同会社発想法研究所
(別称:cultivate.press)
チーム:福本塾
日時:2024年5月26日(月曜日)
時間:09:50-11:50

今回は、第三章の「16演繹法をトレーニングする方法」と「17演繹法の応用テクニック」です。
第四章「仮説」を生み出す推論法 アブダクションより「18アブダクションとは何か?」から「21アブダクションの頭の使い方5ステップ」までの読書会でした・。

18「アブダクションとは何か?
法則を当てはめて仮説を導き出す
アブダクションは、行動や現象だけに着目するのではなく、背景や原因を探ることによって法則や仮説を発見し、ビジネスに応用していくための推論法である。
※法則:「ああなれば、こうなる」(因果関係を指す)

近年、「仮説思考」の重要性が叫ばれている・。
アブダクションは、正に「新たな仮説を発見する」ことに向いている・。

アブダクションの簡単な例
多様な仮説を立てるには、第二章の「洞察的帰納法」の習慣化が重要になる・。
洞察的帰納法で、「法則の発見」と「ストックする」習慣を身につける必要がある・

19「アブダクションを扱う際の留意点
アブダクションと演繹法の違い
アブダクションの特徴
「起こった現象に」「正しいとされる法則を当てはめて」「原因となる仮説を導き出す」ために使う・。
演繹法の特徴
「正しいとされる前提」に「目の前の物事」を当てはめることで今後を予測したり、或いは検証に使う・。

20「ビジネスでアブダクションを活用する3つの局面
問題発見と問題解決の局面
・目の前に現れた現象である「問題」は「目に見える」だけに簡単に捉える事ができる・。
「問題の原因」は「問題の背景に隠れている」ので目に見えづらく「推論」でしか捉えられない・。

物事の背景を見抜く局面
・「実体」と「背景」(紙幣の例が分かりやすい)
アブダクションで、「実体から背景にある価値を見抜く推論法」を使うと起こった現象から原因となる仮説を導き出す」ことができる・。

起こった現象から「法則」を発見して応用する局面
・「アブダクション」は、「起こった現象」に対して「法則」を当てはめ、起こった現象を上手く説明できる仮説を導き出す推論法である・。
「起こった現象」と「仮説」の間に合理性があれば、「法則」を浮き彫りにすることができる・。

「思い込み」「決めつけ」に気をつける
・「世の中の出来事」に疑問を持つ
・「自分にとっての常識」に疑問を持つ

21「アブダクションの頭の使い方5ステップ
1 「起こった現象」に自覚的になる
2 「起こった現象」に対して疑問を抱く
3 さまざまな法則を当てはめて仮説を導き出す
4 仮説を構造化してさらなる仮説を導き出す
5 「仮説」と「起こった現象」との間にある「因果関係」検証する

次回は、6月25日(火)15:00-17:00頃になります。
「第四章 22ビジネスにアブダクションを活かす方法」
引き続き、アブダクションを学びたいと思います・!

余談ですが
「不安全行動と不安全状態が重なった時」(災害連鎖分析法)についての話も出ました・。
参考サイト:「職場のあんぜんサイト

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