あさひデザインワークスの黒岩です。(黒岩塾「コモンの再生」3回目です)
テーマ:コモンの再生
著者:内田 樹(うちだ たつる)
主催:合同会社発想法研究所
(別称:cultivate.press)
チーム:黒岩塾
日時:2024年11月5日(火曜日)
時間:10:00-11:40
Q.「昭和懐古」の実相とはなにか(p.73-)
・明治は遠くなりにけり
・歴史は迷走している
・希望を語れば嘘になる
「未来に希望がない」「未来を恐怖している」
つまり、これから起きることを考えたくないという怯えが思考停止に導いている・。(昭和懐古の実相より)
Q.「天皇制はあったほうがいいのか」(p.80-)
・具体的な被害事実はあるか
・卑弥呼に時代から二極構造だった
・徳ヲ樹ルコト深厚ナリ
そもそも、天皇制廃絶の改憲の立法事実は見出し難い。それより、手元の制度をどう活用するか考える方が現実的といえるのでは・。
「樹(たつる)」は、教育勅語の「徳ヲ樹ルコト深厚ナリ」より命名。
Q.令和ニッポンは「後進国」に転落する?(p.88-)
・人口減と高齢化とAI(別グラフ)
・移民への迫害や差別による国の分断
・治安維持法も思想警察もないのに・・
自動運転化による長距離トラック運転手の雇用が消失される・。(実用化されると約200万人)
但し、賃金の安い日本では、雇用消失は話題にならないのが現実・。
コラム:「ゴジラと現代思想」
・1950年の「核の恐怖」
・人類滅亡ストーリー
「ゴジラ」の第一作が公開されたのは、1954年の暮れ・。その年の3月に、ビキニ環礁でアメリカの水爆実験で第五福竜丸が放射能を浴びることになる・・!
1950年代の「核の恐怖」は、一つには核が日常化していること。もう一つには1945年から後、人類が核を一度も使用していない・。
「ゴジラ」もシリーズ化されると、原初の異物感を維持することができない・。
「シン・ゴジラ」では、原点回帰されているのだろうか・。果たして、予測不能で共感不能、理解不能な「ゴジラ」になっているか・?(未見なのでわからないですが・・)